この本には、英語上達に関わる有益な情報がいろいろと含まれていますが、私個人が非常に感銘を受けたのは、「英語はできるようになる」という著者の強い自信とその実証です。個人的には、英語圏の大学院で学び、日本では英語教材の編集会社に勤めるなど英語には自分の人生の何割かをかけてきましたが、いつも現在地点が限界点なのではと不安を持ってきました。しかし、この本で示される具体的なﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ方法やそこにある理念を理解することで、まだ伸ばせるという自信を感じました。英語圏の大学院では英語学を学びましたが、著者が提唱している方法論が、この分野で確実に立証されたものと重なる部分が非常に多いことにも感銘を受けました。例えば、「言語の学習順序は音声が先」ということや「英語は学問ではない」等々です。
この本は英語が苦手でこれから頑張っていこうという方にも良いですし、海外で勉強してきて人並み以上に英語はできるけれどプロのレベルまで目指したいという方にも非常にお勧めしたいです。
英語は独学に限るおすすめ度
★★★★★
今まで１００冊以上の英語学習本を読みました。
この本ほど実践的なアドバイスの載っている本はありません。
今話題の｢英語は勉強するな」にインパクトを受けた人も、この本を読めば
より実践的な英語勉強法が分かるとおもいます。
英語をひたすら聞くという方法のよさも理解はできますが、あまりにもストイックな感じがする人は、遠藤氏の本を読んでみて下さい。
私は英検一級をとりましたが、いまだに英語の伸び悩みに悩む毎日でした。
著者の遠藤氏の努力にくらべれば、自分の努力が足りないことが分かりました。
付属のＣＤ−Ｒｏｍの発音訓練も短いものですが役に立ちます。
真の英語力をつけたいと思っている方へおすすめ度
★★★★★
この本には本当の意味での英語力をつけるのにはどのようにしたらよいか、そのための指針が明確に、しかも系統立てて描かれています。
最近出版されている本の中には「これだけやればぱらぺらになる」とか、「○○日で英語がものになる」というようなキャッチフレーズが目立ちますが、実際にそれほど簡単なはずありません。そんなに簡単だったらみんな英語ができるようになっているはず、と思うのは私だけではないはずです。この本では英語の習得は本当に大変なことだ、とはっきり述べておりとても信頼ができます。また、そのように大変な英語の学習をどうやったら効率よく進められるか、詳しく、かつ具体的に述べられています。
著者の遠藤氏の、なんとか英語をものにさせてあげたい、という情熱が伝わってきます。実際に遠藤氏にの会社では英語を本当に習得したいと思っている人なら誰でも相談にのってもらえます。今の時代そのような会社をほかにきいたことが有りません（英会話学校なら相談にのってくれるでしょうが、それは入会する場合がほとんどでしょう）。私も実際に相談にのってもらい、この本で紹介されている方法にて英語学習を開始しました。2ヶ月で、今まで何年も勉強してきてさっぱりだめだったのに、既に効果がではじめていてうれしくもあり、驚いています。
この本で紹介している方法なら必ずや真の英語力がつくと確信できます。私と同じように何とか英語をものにしたいと思っている全ての方におすすめできる1冊です。ぜひ読んでみてください!
