わかりやすい、そして楽しい!おすすめ度
★★★★★
前半は、ブール代数/論理ゲートの概要、真理値表から論理式を導く方法、論理式を簡略化するためのカルノー図の利用、そして、フリップフロップの話題を経て、状態遷移表(真理値表)から順序回路の設計へとデジタル論理回路の基本について、時折、ブレッドボードを用いた工作、論理シミュレータを用いたシミュレーションなど、ものづくりの楽しさを交えながら、やさしく解説してあります。後半は、HDLを用いた回路設計、回路設計からレイアウト図のできるまで、PLDの仕組み、コンピュータを作るなど、更に好奇心をかりたてる話題が盛り込まれており、類を見ない非常にバランスの良い本になっています。組込み機器やコンピュータに関わりたいと思っている、高校生、大学生、そして、ハードウェアを知らない新入社員には是非読んでもらいたい一冊です。
もっと早く出て欲しかった…おすすめ度
★★★★★
LSIとか半導体とかが大好きな人のための本.
やはり対象は初心者なのだろうが,これから中級者になろうとする過渡期の人間にもこういったわかりやすく基本を押さえてある本の存在は非常にありがたいはず.
論理回路の基本やハードウェア記述言語等,結構深いところまで書いてあるが読みやすくわかりやすい.
大学行ってからこの道に入ってみたい高校生とかは進路を決める前に必読.
読み始めるのが早ければ早いほどありがたみが出てくる本だと思う.