弓曳童子製作後の感想 おすすめ度 ★★★★★
からくり人形が自動で矢を取り、弓につがえ、引き絞った後、放つ。
言葉だけでは、いまいち凄さや面白さが伝わらないかもしれませんが、ゼンマイの動力で同時に7枚の動力版を動かすことにより、右腕を上下に動かす動作と右腕を左右に動かす動作、左腕に持った弓を体にひきつける動作、目標を見定めるときの首の回転などがうまく連動する仕組みになっています。
30秒ほどの一連の動作のなかに、江戸時代のからくり技術の粋が込められている、と言っても過言ではありません。
細い糸を人形の各部に結び付けなければならないので、かなりの時間と労力をかけなければなりませんが(笑)、矢が的に当る瞬間をはじめて見たときの感動は、それまでの苦労を吹き飛ばしてくれると思います。
矢は最大4本まで連射できます。
概要
自ら矢をとり連射する、からくり人形の最高峰「弓曳童子」の組み立てキット。本物のもつ機巧や動きを、可能な限り再現している。 人形が矢立てから矢を取り、弓につがえ、的を射るという高度な動作を繰り返すからくり人形 江戸時代末期を代表する科学技術者「からくり儀右衛門」こと田中久重の傑作を再現 からくり人形師・九代目玉屋庄兵衛氏特別監修、協力 一連の動作は、ゼンマイと歯車、カムの組み合わせのみで表現されている
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